LLP10add. レポという名の感想

開演直前。横浜アリーナに流れるメロディにはフィンガー5など
aikoが選曲してるのかな?と思わせる音楽が控えめに流れている。
舞台はいつもどおりの赤い幕で覆われている。
いつもと違うのは舞台の中央部分からまっすぐに伸びた花道。
センター席の舞台と反対側ギリギリ伸びていて中央に丸いサブステージ。
この長いステージを見るだけでワクワクが止まらない。
横アリという広い会場だからやってくれると思ってたので余計に嬉しい。



時間になって暗くなるアリーナ。
ストリングスの音とともに幕に映し出される
リボンの絵とLLP10 add.の文字。


すると「もう一度リップ塗るから〜」と響くaikoの声。
爆発音とともにaikoの登場!


1.キスする前に
2.その目に写して
3.キラキラ


aiko自身が抑えていたパワーを
開放するかのように元気いっぱいに歌ってる。
歌いながら片足を上げたり膝を床に付くなど
動作一つ一つがなんともお茶目だ
MCではaikoも横アリ初ワンマンで緊張為かすごく早口だった


4.深海冷蔵庫
ライトアップが暗くなり全体的に青の照明が使われる。
この辺りはLLP10の本編と同じ演出。
この歌は冷蔵庫に背もたれてる歌詞とゆったりしたメロディー
どちらの作用か分からないけど歌に“生暖かさ”を感じる。
なんともヌルい。そしてそのヌルさが心地いい。


5.雨降るオーバーオール
この歌で雨が降ってないことをふと思い出す。
連番のはまちゃんに聞いたらやっぱりそう思ったみたい。


6.マント
連続でアルバム「夏服」から持ってくるとは意外だった。
PVの映像を思い出し懐かしさに浸りながらながら鑑賞。
じんわりと心が温かくなる曲。


7.どろぼう
懐かしい曲のオンパレード♪
aikoメールでバンドメンバーが楽譜と
にらめっこと言ってた理由が分かった気がした。


8.雲は白リンゴは赤
もうすっかり温まった会場のお客さんがみんな
曲に合わせてクラップ&手振りしてる。
凄く揃ってるその様はアリーナ席から見ると圧巻。
この曲が一番会場中の一体感を感じた。
「逢いたい逢いたい逢いたい」を合唱するのは定番です。


9.ある日のひまわり
aikoがずっと前からライブで歌いたいと言ってた曲だから
ついに聴けてもう満足。
この曲が後の演出をさらに際立たせるものに。


10.シーソーの海
11.気付かれないように


いままでアホみたいに飛んで叫んで踊ってたけどバラードでは聴き入ります。
それまでの曲とは表情から一転してしっとり聴かせるaiko
シーソーの海はライブでは本公演含め初披露な曲。
「気付かれないように」では途中からストリングスも加わって胸を熱くさせる。
年齢重ねてきて涙腺緩いからもうだめポ状態。・゚・(ノД`)・゚・。
元気な曲を歌うaikoは大きく見えるのにバラードを歌うaikoは身長以上に小さく感じる。
錯覚だけれどもaikoの表現力に改めて驚かされた。


12.シングルメドレー
  蝶々結び〜ボーイフレンド(イントロのみ)〜花火〜カブトムシ〜ナキ・ムシ〜スター〜かばん〜今度までには(イントロのみ)〜ロージー三国駅〜おやすみなさい〜えりあし


(途中MC)

  
  あした〜アンドロメダ〜あなたと握手〜花風〜初恋



シングルメドレーが始まるとaikoがサブステージの下から登場した。
衣装をチェンジして白いシャツにネクタイという格好。
元気な曲が流れたときはダッシュするaiko
この元気に走りまわるaikoが見たかった。
サブステージからメインステージに戻る時もダッシュダッシュ
“お立ち台”を一気にピョンと飛ぶのがまた最高に可愛い。


バラードの曲ではサブステージの真ん中に立つと
ステージをぐるりと囲んでいる白い照明が
aikoの頭上の一点に集中してまるで誰も近寄れない
神聖な場所で歌う歌姫のような錯覚を覚えてしまう。


メドレーでえりあしを歌った後、MCに即興でメロディーつけながらトークするaiko
シングルメドレーまだまだ続きますと言って(歌って)から
「あ〜う〜〜〜♪」と優しく、力強く歌ったあとに「あした」のイントロが流れ始めた。
これには背筋がゾクゾクするほど驚いた。
aikoのデビュー曲にしてaiko作曲でない唯一の曲なので
イメージ的にaikoの曲じゃない。
もう直接ライブで歌うことはないのでは?と思っていただけに
ライブに行くようになって初めて聞く「あした」に素直に嬉しかった。


シングルだけで構成されたメドレーは好きなおかずばかり入ってるお弁当のような豪華さ。
決してフレンチではないのだけど、愛情が十分こもってるのだ。
この先もこんな豪華なメドレーは二度とないに違いない。
サブステージの辺りを歩くと自分の位置に一番近くなるので
ここぞとばかりにアピールするとaikoの視線もしっかり飛んできた。
どんなに広い会場でもその距離感を感じさせないaikoの配慮は流石だ。


13.桜の時
「次はシングルメドレーで歌ってないこの曲!!」と言って「桜の時」のイントロが流れる。
この曲に関しては拍手をしているよりも体を揺らしている方が好きだ。
サビの「右手をつないで〜」では左手を上げて脳内ではaikoと握手w


14.ライン
桜の時に引き続きギターひろのしん大活躍になるほどギターを
全面に押し出してる曲だから楽しい。
Bメロの部分で曲のタイミングと合わせてはまちゃんとコブシを突き上げジャンプ!

MC


「あと2曲となりました」の一言。
「えぇ〜っ!」というお客に対してaikoは「ここからが長いねんて!」の返し。
お決まりの「男子〜!女子〜!…全員!」の煽りをやったあとに長〜い2曲の始まり。



15.ジェット
イントロが流れて直ぐにキラキラしたリボンが大量に噴射!!
残念ながらアリーナ席の自分のところまでは届かず(あとで拾いにいったw)
間奏になるとバンドメンバー紹介が始まった。
今回も恒例となってるバンドメンバーが決められたテーマに沿って
ソロで演奏し、テーマに沿ってたらお客が○か×を頭に掲げて判定する。というもの。
何の曲か分からなかったら×しながらジャンプ!つまりエックスジャンプ!をする。


そして今日のテーマがaikoから発表された。
今日のテーマ「最っ高に楽しくなれる曲!」


aikoが判定の仕方をお客さんに説明してる間練習するメンバー。
いつになく真剣で必死な表情なのが笑える。
今回の追加公演から加わったブラバン部隊の2人も無事クリアーして
最後にドラムのますけの出番。
演奏し始めてすぐにそのリズムが「幸せなら手をたたこう」だとわかり
曲に合わせて会場中から拍手拍手!
ますけが上手いとしか言えないけどみんな揃って拍手したのは圧巻。
メンバーがソロで演奏してる時は両手突き出して戻すポーズ
ダチョウ倶楽部の「ダー」みたいなポーズ)をするのがすでにデフォ(笑


16.イジワルな天使よ 世界を笑え!
本編を締めくくる定番な一曲の登場に歓喜の声も沢山聞こえてきた。
定番ではあるけどLLP9の本公演で歌って以来だから久しぶり。
「Hello,Peace Year! Hello,Good Year!」に合わせて声を出して
ピースマーク&グッドマーク!
前はライブでイジ天をやりすぎて少しだけ飽きた感じもしたけど
会場の一体感があるこの曲はやはり楽しいな。




アンコール
1.瞳
舞台の幅いっぱいに広がったひまわりの映像を背にaikoの優しい歌声が響き渡る。
途中からストリングスの音が加わるとひまわりの映像が薄くって
ストリングス部隊の姿が見えてきた。
映像が再び現れて雪に覆われたひまわりに変わると
舞台の上空から雪が降り注いできた。
いままでに見たことのない演出に呆然となってしまう。
そこにはaikoと自分しかいないような感覚になった。
なんだかボーっと見入ってしまい、曲を聴くというより
演出と歌を含めた舞台を見てるようだった。
「あの日のひまわり」の歌詞で出てくるうつむいたひまわりも
ライブの一貫性を演出するのに上手いと感じた。


2.シャッター
本公演では「シャッター」で始まり「キスする前に」で始まった。
追加公演ではまったく逆になってる。
これも上手い演出だ。


歌を聴きながらまだまだ歌い続けてくれそうな錯覚に陥る。
aikoがずっと楽しそうに歌っていきそうな感覚に。
そんな楽しい気分に浸りながらシャッターを聴き終えた。



全てを歌い終わって、バンドメンバーと一列になって
マイクを通さずに感謝の言葉を叫ぶaiko
最後に花道を歩きながら即興で歌いつつ、「星物語」をアカペラで歌う。


♪一度きりのあたしの物語 あなたがいないといけない


最後にaikoもファンもお互いに「ありがとう」の応酬。
ありがとうを言わずにはいられない暖かいライブだった。












LLP10追加公演at横浜アリーナ2007.1.31  セットリスト

1.キスする前に
2.その目に映して
3.キラキラ
4.深海冷蔵庫
5.雨踏むオーバーオール
6.マント
7.どろぼう
8.雲は白リンゴは赤
9.ある日のひまわり
10.シーソーの海
11.気付かれないように
12. 10th Anniversaryメドレー
  蝶々結び
  ボーイフレンド(イントロのみ)
  花火
  カブトムシ
  ナキ・ムシ
  スター
  かばん
  今度までには (イントロのみ)
  ロージー
  三国駅
  おやすみなさい
  えりあし


  〜途中MC〜
  

  あした
  アンドロメダ
  あなたと握手
  花風
  初恋
13.桜の時
14.ライン
15.ジェット
16.イジワルな天使よ 世界を笑え!


アンコール
1.瞳
2. シャッター